何年経っても夫に不倫のことを問いただしてしまう心理
こんにちは。
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です。
先日の「不倫にまつわるものほど記憶に残りやすい」の記事を発信させていただいた後・・
「私の妻は逆に不倫相手と行った場所に行きたがります。それで、余計に脳裏に焼き付いてしまうようなのですが・・」とのご相談をいただきました。
それだけ妻の心の回復を願っているのでしょう。
妻が「夫と不倫相手が行った場所に行きたがる理由」は様々ですが、大きく分けて二通りあります。
一つは、
妻の心が回復していくにつれて、「夫と不倫相手が行った場所を新しく上書きしたい」という想いからです。
汚れた場所から新たに夫婦としての神聖な場所にしていきたい・・という想いがあるのでしょう。
但し、妻の心が回復していなければ辛いだけになってしまうので、前提条件として「ある程度、心が回復している場合」になります。
もう一つは、
「夫に不倫のことを忘れて欲しくない」「だからあえて夫と不倫相手が行った場所に行く」
この想いが強いときです。
不倫が終わって何年か経つと、
「夫は不倫をしたこと・・私を酷く傷つけたことを忘れてしまうのでは・・」
「もし、忘れてしまったら、また同じことを繰り返すかもしれない・・・。」
という不安に駆られることがあります。
「私が許したと思ったら大間違いよ。普通に生活しているからといって、私は許したわけじゃない。」
許してしまったら、怒ることをやめてしまったら、夫はまた不倫をしてしまうかもしれない。だから、怒ることも止められないし、不倫をしたことも忘れさせたくない。
こんな想いがあるときです。
それだけ、心の傷が深かったのだと思います。
一番信頼して、信じていた人が別の人に目を向けた事実
自分以外の人と思い出の場所に行った事実
自分以外の人と旅行に行った事実は消すことはできませんから。
「私は1日でも忘れたことがないのに、あなただけ忘れるなんて許せない」
こんな想いもあるでしょう。
心の傷が深かったからこそ、なかなか不安も払拭できないのです。
不安や怒り、悲しみを抱えているのは辛いものです。辛すぎて一人で抱えるには重すぎるのでしょう。
この重い気持ちが軽くなるまでは、夫に共有し続けてもらいたいのです。
一生忘れて欲しくない。
一生謝り続けて欲しい。だって、それを止めてしまったらあなたは一人で先に行ってしまうでしょう・・。私だけ心が置き去りになってしまう。
だから、あなたと不倫相手が行った場所に行って、思い出させたい。忘れないで欲しい。
こんなにも複雑な気持ちを抱えているということをわかって欲しいと思います。
複雑な思いから、何年経っても夫に不倫のことを問いただしてしまうこともあります。
「あの時のあなたはどんな気持ちだったの?」
「なぜ、ここに不倫相手と行ったの?さぞかし楽しかったでしょうね。私とは行ったことがないのに。」
それだけ、夫を信じていた、夫とこれから先も生きていきたい・・そんな想いも強い証だと思います。
妻のそういった想いが強い場合は、その通りにしてあげて下さいね。
妻の複雑な気持ちに寄り添ってあげて下さい。
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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)
1974年 東京生まれ。現在は、富山県在住。H28年春以降は、東京に拠点を移し活動の幅を広げていく予定。
相談実績2,500件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。
ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。
口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。