別れてくれない不倫相手への対処の仕方
こんにちは。
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です。
夫「俺、もうどうしたらいいかわからないよ・・」
妻「え?何かあったの?」
夫「ごめんじゃ済む話じゃないけど、俺お前を裏切っていた。
不倫をしていたんだ。でも、もう清算したいと思っているんだ。
ただ、別れようとすると不倫相手が自殺をほのめかしたり、脅迫めいたことを言ってくるんだ。
このままだと不倫相手がストーカーになって、家族にも迷惑をかけてしまうかもしれない。」
このように、自分の手には追えなくなり、妻に不倫のことを告白する方もいます。
妻としては、不倫をしていた事実でさえも受け入れがたいことなのに、その上、不倫相手がストーカーになるかもしれない恐怖も襲い掛かります。
たまったものではないですよね。
一刻も早く不倫を清算してほしいけれど、夫は不倫相手の数々の脅しやつきまといにすっかり心が折れています。
夫「もうどうしていいかわからない。
不倫相手に別れ話をすると、
別れるぐらいなら死んでやる!こうなったのは全てあなたの責任だ!離婚してくれないなら職場にもばらしてやる!奥さんにも全てをばらす!と言われるんだ。
夫「いっそ、形だけでも離婚をした方がいいのかな・・。そうしないと、不倫相手に何をされるかわからない・・。」
ちょっと待ったーーー!!ですよ。不倫相手の言いなりになったら終わりです。
こんな不倫相手↓だったとしたら、もうすでに夫は洗脳されているかもしれません。
・不倫相手の欲求を満たしているときは、ヒーローとしてあがめられる。(あなたは素晴らしい。あなたみたいな人とは出会ったことがない等)
・不倫相手の欲求を満たせないときや反対意見を持ったとき、異常に不倫相手に責められたり、怒られたりする。
・喧嘩をするたびに、不倫相手から長文の攻撃メールが何通もくる。時間は問わない。
・不倫相手が暴言を吐き、しばらく距離を取ると、突然不倫相手から「あなた意外には考えられない」「この前は、本当にごめんなさい」としおらしく連絡をしてくる。
この繰り返し。
・別れ話をした途端に、攻撃をしてくる。暴言を吐き続ける。自殺をほのめかす。
このような兆候がある場合は、かなり洗脳されていますし、要注意です。
洗脳されることは、いたって簡単です。
・既婚者の関係者を排除し、自分とだけ連絡を取るようにする。
・同じメッセージを繰り返す。(相手を喜ばす言葉と相手を攻撃する言葉を繰り返す)
・既婚者の睡眠時間を奪う。(夜中でも平気でメールや電話をしてくる。不安や恐怖を感じさせることを連発する)
・既婚者を攻撃して、常に罪悪感をうえつける。正常な思考を奪う。
・常に緊張状態にさせ、疲れさせ、思考を混乱させる。
心当たりがある方はいませんか?
これで、不倫相手は既婚者を簡単に洗脳できます。
問題は、不倫相手は既婚者を洗脳しようと計算をして、洗脳しているわけではないということ。
このような感情の起伏が激しい相手は、何かしらの心の問題を抱えています。(病気or病気一歩手前の「ボーダー」かもしれません)
バランスの取れた心を持っている妻としては、「理解できない」言動ばかりです。
ですから、理解をしようとする必要はありません。
夫が洗脳されている状態だと、完全に「罪悪感」も植え付けられています(俺が何もかも悪い等)。
そうなると、不倫相手に少しでも攻撃をされると、「それに従った方がいいのでは?」と感じてしまうんですね。
ただ、不倫相手からの攻撃を避けるために、妻と形上だけでも「離婚をする」というのはおかしな話です。
このような不倫相手は、要求を一つ叶えたとしても、次に新たな要求をしてきます。
更に要求を一つ叶えることで、「やっぱり私のことを愛しているのね」という歪んだ思考が強化されます。
キリがないですし、エンドレスなのです。
不倫相手には、しっかりと「もう気持ちがない」ということを「何度も繰り返し伝える」必要があります。
少しでも期待をさせることは言ってはいけません。
不倫を止めたい理由を、「家族のため」とも言ってはいけません。
「君のことは好きだよ。でも、家族のために俺は戻らないといけないんだ」とか絶対だめですよ。
逆効果ですし、振り出しに戻ってしまいます。
不倫相手の思考は、
「家族に縛られているあなたが可哀想。家族のせいで私と別れないといけないなんて。私が家族からあなたを救うわ!」
となってしまいますから。
1回や2回、3回では全然足りません。「何度」も繰り返し「気持ちはないこと」を伝えることが大切です。
もう一つ注意が必要なのは、不倫相手とのLINEをブロックした後に、不倫相手がアカウントを変えてLINEをしてくることがあります。
「責める」と「すがりつき」の繰り返しで攻撃してくることが多いのですが、ここでもLINEのブロックを解除してはいけません。
一度でも解除をしてしまうと、「やっぱり私のことを愛しているんじゃない」と歪んだ思考を強化させてしまいます。
こうなってしまうと、エンドレスです。終わりは見えてきません。
何度もお伝えしますが、相手を理解しようとしないで下さい。理解はできませんから。
このような不倫相手の思考は、バランスの取れた人の思考とはまるで違います。
人を「聖人」か「悪魔」か?の両極端で判断してきます。
優しくしてくれるときは「聖人」扱いをし、少しでも反対意見を持つと「悪魔」扱いをしてきます。
「別れ話」を持ち出した途端に、「あなたはなんで酷い人なんだ!悪魔か!?」のような勢いでなじってきます。
ストーカーのようにつきまといが激しかったり、脅しや自殺をほのめかすことが繰り返されてどうにもならないときは、弁護士さんに相談をしましょう。
そのためには、脅迫めいた長文メール等は保存をしておきましょう。暴言が激しいときは、スマホなどでボイスレコーダーを取りましょう。
不倫相手を刺激しないように、いつまでも曖昧にしておくことは問題を先送りにしているだけで解決にはなりません。
その分、不倫相手にとってもよくありません。気づくことができるかわかりませんが、どこかで気づかせてあげることも必要です。
「俺が悪いから・・」で全ての要求を飲むのではなく、守るべき人を守るためにもケジメをつけましょう。
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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)
1974年 東京生まれ。現在は、富山県から東京へと拠点を移しました(H28 5月下旬〜)。更に活動の幅を広げていく予定です。
相談実績3,000件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。
ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。
口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。