夫の不倫で怒りや悲しみも感じられなくなってしまったときは・・

 

こんにちは。
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です。

 

夫の不倫が発覚すると、怒りや悲しみ、憎しみや絶望で支配されてしまうことがあります。

 

当然ですよね。

 

誰よりも信頼していたはずの夫が、「最大の裏切り」をしたのですから。

 

「今までの結婚生活は何だったのだろうか?」

 

「私ががんばってきたことは無意味だったのだろうか?」

 

「何のために今まで夫を支えてきたのだろうか?バカみたいじゃない・・・。」

 

無力感でいっぱいになります。

 

怒りの感情がふつふつと湧いてきて爆発したり、涙だが止まらなかったり、憎しみの感情が渦巻いたり。

 

今まで感じたことのない感情が一気に溢れていきますよね。

 

なんだか自分が悪い人間になってしまったかのような罪悪感さえ感じることもあるでしょう。

 

「私ってこんな風に思う人間だったのか・・」と。

 

それでも、どんな感情も大切な自分の一部。感じてはいけない感情などないのです。

 

 

怒りや悲しみ、憎しみや絶望といった感情が出ている段階では、実はまだ「黄色信号」なのです。

 

え?これ以上、どんな感情が出てくるの??と思いますよね。

 

怒りや悲しみ、憎しみや絶望を感じるということは、今まで夫を信頼をしていた分、まだ「期待」も残っているのです。

 

夫の不倫が発覚した瞬間に、即座に夫のことを嫌いになることは難しいですよね。

 

夫の良い面や今までの夫婦の絆もあるからこそ、上記のような感情が出て苦しむのです。

 

心のどこかで「もう一度・・・」と願いながら、夫との関係性に試行錯誤しながらも、やっとの思いで1日1日を乗り越えてきた。

 

そんな中で再び裏切られてしまったら・・・・。

 

心はどこへ行くのでしょう。

 

今まで張りつめていた気持ちがぷつんと音を立てて切れていくのです。

 

怒りの感情も、悲しみの感情も、絶望さえもなくなります。

 

そこにあるのは、「無感情」です。

 

何も感じない、何も考えたくない、ただ目の前にある日常をこなすだけ。

 

何をしていても楽しいとも、悲しいとも感じない。涙すら出ない。

 

何かをする意力もなく、息をしているだけでやっと。

 

何のために生きているのか、この先どの方向を向いて歩いていいのかもわからない。

 

こんな感覚になることがあります。

 

「私はおかしくなってしまったのでしょうか?」と仰る方もいるのですが、決しておかしくなったわけではないのです。

 

一度ナイフで心をぐさりとえぐられて、そこからやっとの思いで傷を抱えて立ち上がる。

 

傷を抑えて痛みを感じながらも、なんとか一歩一歩前に進んできた。

 

次はもっと大きなナイフで心をぐさりとえぐらたらどうなるでしょうか?

 

何度もナイフでえぐられた心は、「感じる」ということを失うのです。

 

失う・・というよりも、これ以上感じてしまったら機能しなくなるので「ストップ」をかけるのです。

 

これが「何も感じない」という形で現れます。

 

 

では、どうしたらストップまでしてしまった心を回復させることができるのでしょうか?

 

それは、「感じない」ことです。

 

無理に楽しもうとしたり、無理に不倫のことを思い出して悲しんだりすることはありません。

 

心に従って、感じないこと。

 

「感じない」=もう赤信号なのです。

 

それだけ大きな傷を抱えながらもがんばってきた「証」なのです。

 

ただ、心はもうこれ以上「今は」がんばらないでほしいと願っているのです。

 

「心をストップ」させて、行動も抑制しようとするのです。

 

結果、何も感じない、何もしたくなくなるのです。

 

この段階でも、心は傷を回復させるためにがんばっています。

 

「何も感じない」ことをして、心にエネルギーを溜めているんですね。

 

ずっとこの先、何も感じないということが続くのではないのです。

 

「今は」心を守るために感じないけれど、心が回復していけば自然に感じられるようになっていきます。

 

「もうダメなのかな・・」「ついに心が壊れてしまったんだ」と思うかもしれませんが、心が休息を欲しがっているのです。

 

そんなときは、心のままに「感じない」ことで自分の心を守ってあげて下さい。

 

心には回復力が備わっています。

 

傷口を抑えながら必死に歩くのを一旦止めてみましょう。

 

自然と回復をしていくまでは、心のままに過ごして心の傷を修復してあげましょうね。

 

 

 

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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)

 

1974年 東京生まれ。

 

相談実績3,000件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。

 

ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。

 

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