不倫をしたことを忘れるな

 

こんにちは。
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です。

 

「妻が何年経っても、不倫のことを問いただしてきたり、責めてきます。なぜ、妻の心は回復しないんでしょうか?」

 

というご質問をいただくこともあります。

 

不倫が発覚してから1年〜3年ほどは、妻の心も不安定なことが多いです。

 

穏やかなときもあれば、突然不倫のことに触れて怒ったり、責めたりもします。

 

それも回復過程の一つです。

 

サポートブックにも書いてあるように、「侵入と否定」の状態ですね。

 

それ以上になると、何かしらの原因があることがあります。

 

原因として考えられるのは・・

 

1 夫に本心をわかってもらえずに、不安な状態が続いている

 

2 夫が嘘ばかりついていて、いつまでも安心できない

 

3 安心できることの積み重ねができていない

 

4 妻が夫以外の人に相談できる環境にない

 

等々が挙げられます。

 

心が回復をしようと怒りや悲しみの感情を吐き出しても、夫に寄り添ってもらえなかったり、本心をわかってもらえないと心は未消化のままです。

 

「わかってもらえた」と感じることが少ないので、自尊心を取り戻していくことも難しくなります。

 

わかってもらえない=また不倫をするときが来るのではないか・・?という不安にも襲われます。

 

その不安が大きくなると、「忘れた頃にまた不倫をするのではないか?」という不安が出てきます。

 

「不倫をしたことを忘れるな」という意味合いで、時々不倫のことで責めたり、不倫のことに関連付けて怒ることがあります。

 

妻からしたら、こんなに傷つくことは真っ平ごめんです。二度と同じことは繰り返して欲しくないのです。

 

でも、夫の方が不倫ではなくても他の女性と関わろうとしたり、妻の気持ちに寄り添うことができていないと、いつまでも妻の不安は払拭できません。

 

1〜3までのことが何年も続いてしまうと、妻の心の回復も遅くなってしまいます。

 

単に、妻の心の弱さではなく、妻を不安にさせてしまうような行動が多いということです。

 

妻の心を回復させていくには、夫のサポートも必要不可欠ということになりますね。

 

 

もう一つ考えられる要素としては、妻に信頼できる友人や話せる友人がいない、または少ないということです。

 

結婚して何年、何十年と夫のお世話をしていると、妻の行動範囲が狭まってしまうことがあります。

 

「夫を通しての自分」という世界になってしまうため、妻自身が自分の力で回復させることが難しくなってしまうんですね。

 

信頼できる友人がいるということは、

 

・夫がいなくても、私には他にも楽しい世界があるという安心感

 

・いつも味方でいてくれる存在がいるという安心感

 

これらが得られるということです。

 

夫に全面的に頼らなくても、「友人」という存在が「安心」をもたらしてくれます。

 

そして、自尊心も取り戻しやすくなります。

 

ただ、大人になるにつれて、信頼できる友人や大事なことを話せる友人は少なくなることもあります。

 

私も本当に信頼できる友人はそんなに多くはないです(信頼できる=どんなことでもさらけ出せる)。

 

もし、なかなか話せる人がいないな〜という場合は、カウンセリングを利用することも大切ですね。

 

自尊心を取り戻すために、自分の心を癒すために、「人に支えてもらう」ということは必要不可欠ですからね。

 

 

私は何年経っても心が回復できていないなぁ・・いつまでも苦しいなぁ・・と思うときは、1〜4までが満たされているか確かめてみて下さいね。

 

1〜2が満たされていない場合は、どうしたら改善できそうかを考えてみて、夫に要望を伝えてみましょう。

 

1〜2が満たされていけば、自然と3も満たされます。

 

4が満たされていない場合は、どうしたら改善できるかも考えてみましょう。

 

どうしても信頼できる友人がいない、頼りになるのは夫しかいない!という場合は、少しずつ自分でできる行動を増やしていくといいですよ。

 

例えば、習い事をしたり、一人バスツアーに参加したり、趣味を作ったりとね。

 

他の方と触れ合うチャンスでもありますし、それだけでも「自分の世界」ができます。

 

夫がいても、夫がいなくても、「自分の世界」を作ることはとっても大事なことです。

 

ただ、感情の浮き沈みが激しいときは難しいので、ある程度心が落ち着いてきてから&自分がやってみってみたいな〜と思えるようになってからがベストです。

 

 

妻が何年経っても怒っていたり、許せない!と思っているときは、何らかの原因があります。(不倫は簡単に許せるものではないので、ムリに許す必要もありませんが)

 

原因を見つけてあげたら、どうしたら「自分のために」改善できるかを考えてみましょう。

 

全ては誰のためでもない、「自分の心を守るため」です。

 

 

その他の記事はこちら

 

 

 

 

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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)

 

1974年 東京生まれ。

 

相談実績3,000件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。

 

ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。

 

口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。

 

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