『不倫をした夫を許したくても許せない』
こんにちは。
カウンセラーのNAOKOです。
夫の不倫が終わって、夫も反省したのだから「再構築したいな」と思ってみるものの、なかなか前に進めない・・と感じている方も多いと思います。
それは無理もないことなんですね。
「夫の不倫問題」というものは、妻にとっては「命に関わる重要な出来事」でもあります。(大げさではありませんよ)
実際、心の病に罹ってしまう方もいますし、PTSD(心的外傷後ストレス障害)にもなられる方もいます。
それだけの強いショックを心に受けてしまうと、脳は常に「危険だ!」とアラームを鳴らし続けます。
そのアラームの正体は、フラッシュバックだったり、当時の出来事を鮮明に思い出してしまうことだったりします。
「危険だ!」→実際に、危険なことは起こらない。この繰り返しです。
ですから、アラームが鳴ることは、心が回復したがっている証拠でもあります。
危険か、危険じゃないかを確かめて、危険じゃなかったら一旦アラームは鳴り止みます。
頭では(思考)「夫も反省しているしやり直さないといけない・・」と感じていても、心では「まだ危険で信用できない。また心が傷つくのではないか・・」と感じているので、どうしても頭で考えているようにはいきません。
人の脳は、「やり直さないと」意識(3%程度)、でも「信用できない。また同じことが起こるのでは・・」無意識(97%程度)の割合になっています。
つまり、頭で考えていることを実行することはなかなか「できない」ということなんですね。
「思考」と「心(感情)」が一致していくことによって、初めて心から「信用できる」と感じられるようになるのです。
ですから、夫が反省しても、一緒に前に進んでいこうと決めても、心がまだ傷だらけだと難しいんですね。
「信用できない」「また不倫をするのではないか」と「疑ってしまう」ことが自然なことです。
では、どうしたら「危険だ!」というアラームが鳴るのが減って、心から安心できるようになるのか・・・・。
それは、「安心」「安全」と感じられることを「積み重ねていく」しかないのです。
積み重ねていくことによって、自然とアラームが鳴る(思い出す)ことが減ってきて、心と身体が回復していくのです。
心が楽になれるまでは時間も要すると思いますが、「もう安心で安全なんだ」という安心感を積み重ねていって欲しいと思います。
そのためには、夫自身も「妻に安心を与える」という行動の積み重ねが必要になるでしょう。
<関連記事〜夫の不倫後の妻の心の葛藤>
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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)
1974年 東京生まれ。
相談実績3000件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。
ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。
口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。