「離婚はできない」と感じる心の裏にある欲求とは?
こんにちは。
カウンセラーのNAOKOです。
夫の不倫問題がなかなか解決しないとき、心のどこかで早く「白・黒つけてしまいたい」との感情が芽生えてくることもありますよね。
いつまで続くかわからない不安や苦しみが大きい証拠です。
ただ、一方で「夫のことは許せないけれど、離婚まではできない」という気持ちも出てくることもあるでしょう。
はっきりさせたいけれど、はっきりするだけのエネルギーがない状態で、余計に焦りの気持ちが出てくるんんですよね。
尚更、今の状況に焦りを感じる・・前に進めない自分に自己嫌悪・・こんな気持ちが出てくることはありませんか?
「今の私には離婚はできない」
この気持ちの裏には、もっと大事な「欲求」が隠れているのかもしれません。
離婚をすることで経済的な不安、子供の問題、世間体、夫と離れることによる不安、自立できるかの不安・・様々な「不安」があっても当然です。
ただ、
「私には経済力がないから、今は離婚はできないんだ」
「私は、夫と離れて自立できるだけの自信がないから、今は離婚はできない」
「一人になってしまうと不安でたまらないから、離婚はできない」
上記の不安からの「離婚はできない」という気持ちは、無力感が強く残ってしまうことがあります。
そんなときは、上記のような「不安を持っても当然のこと」であって(誰も責める権利もありません)、それを「受け入れる」ということが大切です。
「できない」のではなく、「今は離婚をしない」ということを「選択」をしているんだと。
きっと、「離婚まではできない(しない)」大事な「理由」があると思うんです。
その理由は、自分の心の中にある大切な「欲求」の部分に従っているのかもしれません。
「できない」→「今はしない」と変えてあげるだけで、「自分で選択をしているんだ」と無力感からは少し解放されます。
いつでも自分の中には『選択権がある』ということを忘れないで下さいね。
絶望感や無力感から解放されることで、人は前に進むことができるようになります。
(離婚する、しないに関係なく)
ネットの世界では、様々な意見が飛び交っています。
「夫が許せないのに離婚をしないなんて、依存しているだけだ」
「自分ひとりで自立するだけの力がないだけなんじゃない?」
こんな言葉を目にすることはありませんか?
皆、個人の価値観で物事を発していますので、その言葉を見て「そんな自分は逃げているだけなんだ」と責めないで下さい。
突然に降りかかってくる出来事に、すぐに冷静な対処をできる人の方が少ないです。
思考は停止状態になりますし、先の未来は不安な気持ちでいっぱいになります。
それが自然なことなのです。弱いからではありません。
誰かの意見や考えに振り回されることなく、自分の心の中にある大切な欲求を守ってあげて下さいね。
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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)
1974年 東京生まれ。
相談実績3000件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。
ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。
口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。