『不倫が終息したのに、過去に引き戻されてしまう理由』
こんにちは。
カウンセラーのNAOKOです。
夫の不倫が発覚して、夫が謝罪をし、不倫が終息した場合でも、不倫をされた側というのはなかなか苦しみや辛さが癒えませんよね。。。
なんとか気持ちを立て直して、過去を振り返らないようにしよう!と思っても、ふとした瞬間に夫が不倫をしていたこと、不倫をしていた状況などがフラッシュバックのように思い起こされ、当時感じていた苦しい情動が沸き上がります。
大半の方は、このような苦しい状態に陥ってしまうと思うんですね。
不倫をしていた頃とは違った別の悩みに襲われてしまいます(涙)。
前向きに進もう!と思っても、過去のことが思い起こされ、「どうして前向きになないんだろう?」と自分を責めてしまう方もいます。
でも、決して自分を責めることはないんですよ。
なぜ過去にいつまでも捉われてしまうと思いますか?
それは、心の回復に自然なプロセスを辿っているからなんです。
人の心の回復には段階というものがあるんですね。
ストレスになる出来事→否定(こんなことあるわけがない、信じられないなど)侵入(ストレスとなった出来事の再体験など)を繰り返すことによって心の治癒至るんです。
侵入においては、意識的ではなく、「無意識的」に起こることが多いんですね。
意識をしていなくても、ふとした瞬間に思い起こされてしまう。
だからこそ、頭では「思い出さないようにしよう」と思っても、無意識に起こってしまうものですから、なかなか思うように忘れることもできないんです。
ですが、これは心の回復に向けた正常なプロセスなんです。
フラッシュバックが起こったとしても、自分を責めないで欲しいんです。
『確実に治癒に向っているんだ』と思うと更に心が苦しめられることも減ります。
辛い情動からは目を背けたくなりますが、目をそらし続けても一時的には楽にはなれますが、心の回復は遅くなってしまいます。(あまりにもしんどい時は、一時的にでも目をそらすことも必要です)
辛い情動に何度もさらされて再体験を繰り返しながら治癒されていきますので、ここは目をそらすのではなく「上手に乗り切る」ことが大切です。
(ワークスルーといいます)
その為に、時に「心理療法」を使うこともあります。(一人でもできる方法ばかりです)
辛い過去や情動から目をそらすのではなく、周りの方のサポートを借りて、できるだけ上手く乗り切れるようにしていくことが大切です。
辛い感情は、吐き出し、共感してもらうことでも癒されていきますからね。
前向きに進もう!再構築をしよう!と心に決めても、心がぐらつくのも無理もありませんし、過去に捉われてしまうのも自然なことです。
ですから、心に決めたことがあったとしても、必ず「そうしなければならない」と思うのではなくて、「こんな時もあるんだな」と思ってみると、少し楽になれるかもしれませんね。
<関連記事〜夫の不倫後の再構築について>
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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)
1974年 東京生まれ。現在は、富山県在住。H28年春以降は、東京に拠点を移し活動の幅を広げていく予定。
相談実績2,500件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。
ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。
口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。