心の回復と共に「感情」も変化していく
こんにちは。
カウンセラーのNAOKOです。
不倫発覚直後は、心に受けるショックが大きく、「感情が停止」してしまうことがあります。
心がこれ以上壊れないように、「心の防衛本能」が働くんですね。
心(感情)は停止状態になりますから、どうしても「頭で考えていること」が優先されます。
夫に対しても、不倫相手に対しても、冷静に第三者的な対応される方もいます。
怒りや憎しみをぶつけるというよりは、事務的に冷静に対処をしていくんですね。
周りからみたら、「なぜそこまでお人好しなの?」「どうしてもっと責めないの?」と言われるぐらいの対応をされる方もいます。
中には、「妻として完璧であれば、夫は戻ってくるに違いない」と思い、良い妻をがんばってしまう方もいます。
ただ、頭で考えていること(●●すれば、●●に違いない)だけで行動をしているので、心がついていけないのです。
発覚直後から半年ほど経過すると、少しずつ心(感情)が出てくることがあります。
現実を受け入れられる準備ができてくると、心(感情)が動き出しますので、そこで初めて怒りや悲しみ、憎しみの感情が出てくることがあります。
「今までどうしてあんなに冷静に対応できていたのだろう・・」
「本当は●●とぶつけたかったのに、どうしてそれが言えなかったのだろう・・」(言えないというよりは、思いつかないのです)
「本当は苦しくてたまらないのに、なぜ良い妻をがんばってしまったのだろう・・」
こんな気持ちが出てきて、今までの自分の行いを悔いてしまうこともあります。
でも、心がストップしてしまうほどの衝撃なので、無理もないことなんですね。
私も強いショックを受けたときは、真っ先に自分を責めてしまい、おかしな行動を取ったことがあります。
でも、心(=身体)は正直なもので、脱力感や無気力感が強くなり動けなくなるのです。
時間の感覚さえもわからなくなり、自分が受けた傷の深さにも気づけないのです。
周りに吐き出していくうちに、少しずつ自分を取り戻せたのを覚えています。
それから湧き出た怒りや憎しみの感情は、半端なかったですね。
周りの助けを得ながら、自分の心に正直にぶつかっていきました。
ぶつかることもエネルギーがいることです。
ただ、自分の中でやるだけのことをやった後には、自己尊重感が強く出てきました。
自分がどれほど傷ついて、その代償として、きちんと相手にもその報いを受けてもらう。
これは自分を守ることにも繋がります。
不倫発覚直後から数ヶ月間は自分の心を守るために、真意ではないこともしてしまうこともあると思います。
それでも、悔いることはありませんからね。
それだけ深く傷ついた証拠なのですから。
自分の本当の感情が出てきたときは、現実を受け入れる心の準備ができたときです。
発覚直後に感じていたことと、今感じていることが違ったとしても、どれも大切な期間なのです。
心が自分を守るためにストップしていた時間。
心の準備ができてから、心が動き始めた時間。
どの期間も自分にとっては必要な時間なので、悔いることも、後悔をすることもありませんよ。
その時々でがんばってきた自分を認めてあげて、受け入れてあげて下さいね。
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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)
1974年 東京生まれ。
相談実績3000件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。
ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。
口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。