溜め込むことは百害あって一利なし

 

こんにちは。
カウンセラーのNAOKOです。

 

夫の不倫というのは、計り知れないほどのショックと衝撃を受けます。

 

心の傷があまりにも深すぎると、「辛い出来事を思い出さないように」心が完全にショートをすることがあります。

 

それは一時的に自分の心を守るための防衛本能でもあるんですね。

 

実は、その間の記憶がなくなってしまったり、薄れてしまうこともあるのです。

 

次第に心の準備が出来てくると、突然辛い出来事を思い出したり、怒りや悲しみが抑えられないほど出てくることもあります。

 

それでも、

 

「自分さえ我慢すれば、夫も不機嫌にならないし、普通に夫婦として生活ができる・・・。」

 

「だから辛くても抑えなくてはいけない・・」

 

「誰かに助けてもらわなくても、自分でなんとか処理できる。」

 

「こんなこと誰にも言えないから、自分で消化しないといけない。大丈夫。私は我慢できる。」

 

とのように、感情を抑え込んでしまう方もいます。

 

抑えて消えてくれたらいいのですが、その抑え込んでしまった「感情」というのは、心の中でずっとくすぶり続けてしまうんですね。

 

いつしかその溜め込んでしまった感情は、一気に「噴火」します。それも大爆発です。どかーんと。

 

 

大爆発できればまだいいんです。

 

大爆発という形でも、ちゃんと感情が出てくれた(回復したいと出てきた)のですから。

 

 

できれば溜め込んでしまう前に、「小出し」に吐き出すことがベストです。

 

ただ、性格的にそれができない方もいますよね。

 

「抑えれるうちは、抑えちゃおう」と我慢してしまうこともありますからね。

 

抑えていると「イヤミ」という形で出てくることもあります。

 

それでも、完全に抑えてしまうよりは、「イヤミ」をネチネチと言ってしまった方がいいのです。

 

 

私は結婚しているときは、とにかく「我慢をして言わない」ということを徹底していました。

 

イヤミすらもほとんど言わずに、ずーっと心の奥底に溜め込んでいきました。

 

そしてあるとき大爆発です。どかーーーんと!

 

それと同時に心は病んでしまい、食事も取れない、睡眠も取れないという極限の状態へ・・・。

 

最初は、「全て元夫のせいだ!」「私はこんな状態にまでされたんだ!」と本気で思っていました。

 

環境が変わり心も回復をしてきてからは、考えが変わってきました。

 

確かに、大元になる原因を作り出していたのは夫かもしれない。

 

ただ、不満があったり、許せていないことがあったにも関わらず、それをしっかり伝えたり、吐き出さないで溜め込んでしまったのは自分だと。

 

もっと大暴れするぐらいでちょうど良かったんです。

 

物分りの良い妻をやっている場合ではなかった。暴れてやれば良かった。怒鳴ってでも自分の気持ちを吐き出していれば良かった。

 

こんな風に思うようになりました。

 

 

生きていると理不尽な状況にさらされたり、辛いこと、悲しいことも沢山ありますよね。

 

それを避けて通れれば良いのですが、なかなかそうもいかない。

 

だからこそ、そのような状況になったとしても、自分の心を守るために「乗り越える術」を身につけていくことが大切です。

 

 

感情を抑え込んでしまう要因としては、

 

「ネガティブな感情は悪いもの」

 

「相手の気分を害してはいけない」

 

「相手に嫌われるようなことをしてはいけない」

 

このような「信念」があることが多いですね。

 

私はどれも当てはまっていたのですが、今ではどれも肯定できるようになっています。

 

ネガティブな感情は、自分を守るために大切なもの。

 

相手の気分を害することがあっても仕方がない。完全に理解しあえることはないのだから。

 

自分の正直な感情を伝えて、嫌われたらそれは仕方のないこと。人間なのだから。

 

確かに一番大切な人に嫌われたりするのは辛いことですが、相手も心を持っているので、相手の心がどう動くかはコントロールはできません。

 

それを受け入れ、認めることも大事なことです。

 

 

今まで自分にとって「嫌いだったもの」「避けていたもの」をちゃんと自分の中で認めてあげること。

 

自分の感情や価値観、行動すべてひっくるめて「大切」な自分。

 

相手の感情や価値観、行動も相手にとっては「大切なもの」。

 

それを認めてあげることで、「わたしはわたし」「あなたはあなた」という心の境界線ができていきます。

 

だからといって不倫を認めたり、尊重したりはしないで下さいね(^_^;)。

 

 

どんな自分も大切にできるようになってくると、感情を解放できるようになっていきます。

 

どんな言葉や感情を吐き出しても大切な自分ですし、何も恥ずかしいこともないのですから。

 

 

気持ちを吐き出すことや周りに助けを求めることが苦手だなぁ・・と感じるときは、まずは「自分の感情を認めてあげること」から始めてみて下さいね。

 

 

今の私はというと・・それはもう・・それはもう・・「暴れるちゃん」です!

 

というのは冗談で^^;、心にモヤモヤを溜める前に適切に伝えるように心がけています。

 

時には感情的になることもありますが、人間なのでそれもいいじゃないか・・と開き直ります(笑)。

 

良く言うと裏表があまりないので、昔よりは自由に楽に生きられています^^

 

溜め込むことは百害あって一利なしです!

 

小出しにでも、イヤミでもいいので、できるだけ心から溜め込んでいる感情を出してあげましょうね。

 

もちろん、夫以外にもできるだけ周りに吐き出していきましょう。

 

 

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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)

 

1974年 東京生まれ。現在は、富山県在住。H28年春以降は、東京に拠点を移し活動の幅を広げていく予定。

 

相談実績2,500件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。

 

ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。

 

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