再び夫が離れていくのが怖いとき

 

こんにちは。
カウンセラーのNAOKOです。

 

不倫をしていた夫がようやく戻ってきた・・。

 

安堵感と同時に、怒りや悲しみ、不安という「また別の感情」が出てくることがあります。

 

夫が不倫をしている「渦中」の頃は、「夫は本当に戻ってくるのだろうか?」と常に緊張感や危機感でいっぱいです。

 

この時は「怒り」の感情や「悲しみ」の感情よりも、上記のような「緊張感」の方が強いんですね。

 

夫が不倫を止めて戻ってきた途端に、怒りや悲しみの感情に加えて、「更なる不安」に襲われることがあるのです。

 

心の中ではムクムクと「怒り」や「悲しみ」の感情が出てきているのに、「再び不倫相手のところへ戻ってしまう不安が強い」と、それらの感情を抑圧してしまうこともあります。

 

本当は心の中で抑えている感情を夫に出したい!伝えたい!と思っても、「離れてしまう不安」の方が大きいので、言葉を飲み込んでしまうんですよね。

 

それ以上に、夫の顔色を伺ってしまったり、ご機嫌を取ろうとしてしまったり、自分の心とは裏腹な行動をしてしまいがちです。

 

そのようになっても無理もないんですよね。

 

一度でも「夫が離れてしまうかもしれない」という恐怖心を感じてしまうと、「もう二度とそのような思いはしたくない」と感じますから。

 

 

ただ、心の中で感じていることと、行動が裏腹な状態が続いてしまうと、心と体のバランスが取れなくなってしまうんですね。

 

心と身体がバラバラのように感じたり、本当の自分はどこへ行ってしまったのだろう?と感じたり、身体に不調が表れたりと・・・。

 

 

夫の顔色を伺い過ぎてしまうときは、自分の気持ちよりも、夫の気持ちにシフトが向いているときです。

 

「これを言ったら、夫は機嫌悪くなるかな・・」

 

「これをしたら、夫は気分を概して、また離れてしまうかな・・」

 

私も昔は、自分の気持ちよりも、相手の顔色を伺いすぎて心が疲弊していたときがあります。

 

見捨てられたり、機嫌が悪くなったり、怒られたりする方が嫌なので(苦痛)、その「痛み」を避けるために自分の感情を置き去りにしていました。

 

これもある意味「自分を守るための術」でもあるのですが、ずっと相手の気持ちにシフトを置きすぎてしまうと、

 

自分が何を感じていて、何をしたいのかという「欲求」がわからなくなってしまいます。

 

痛みは最小限に避けられるのですが、その分、自分の感情がわからなくなるので、喜びも感じられなくなってしまうんです。

 

 

自分がどうしたいかということよりも、夫の顔色を伺い過ぎてしまっているときは、一旦意識をしてでも「自分の心」にシフトを置いてみましょう。

 

「自分は今、何を感じているのかな?不快な気持ち?モヤモヤしている?」

 

「自分は今この瞬間、何をしたいのだろうか?寝ていたい?何もしたくない?」

 

このように、自分の心に質問をしてあげるのです。

 

 

自分の心の中に「もう一人の自分」がいることをイメージしながら、何度も問いかけてあげます。

 

「●●をしたいけれど、それをしたら●●されるかも・・・」という不安が出てきたら、「そういう不安を感じているだね」と不安な気持ちも認めてあげましょう。

 

その上で、どんなに小さなことでもいいので、自分が望むことを1日1つだけでもやってみましょう。

 

 

以前、カウンセリングをさせていただいた方が早速実行して下さったのですが、「今まで言いたくても言えなかったことが、一つ言えるようになりました」と仰っていました。

 

「こんな風に自分を大切に思えたのは久しぶり」と仰っていたのですが、その一つの行動が「自分を大切にすること」に繋がります。

 

自分を大切にできるようになると、相手の気持ちよりも、自分の気持ちにシフトが置けるようになっていきます。

 

それだと「自己中にならない?」と感じると思いますが、相手の気持ちにシフトを置きすぎてしまっているときは、少し極端なぐらい「自分の気持ち」にシフトを置くぐらいでちょうどいいんです。

 

そのうち、「自分の気持ち」にシフトを置いて、次に「相手の気持ち」にも目を向け、バランスが取れるようになっていきますから。

 

 

不安な気持ちがあるということは、自分の中にある自信や自尊心が少なくなってしまっているときです。

 

少しずつ失われた自信や自尊心を取り戻してあげて、心と身体のバランスを取っていきましょうね。

 

そうすることで、抑えていた感情を少しずつ伝えることができるようになりますから。

 

 

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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)

 

1974年 東京生まれ。現在は、富山県在住。H28年春以降は、東京に拠点を移し活動の幅を広げていく予定。

 

相談実績2,500件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。

 

ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。

 

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