不倫の繰り返しを防ぐために（夫向け）
※サポートブックアフターフォロー記事です。
こんにちは。
カウンセラーのNAOKOです。
不倫をした夫は、自分が不倫をしたことを
「妻が愛情をくれなかったから」
「妻が賞賛してくれなかったから」
「妻が頼ってくれなかったから」
「妻が怒ってばかりで、言いたいことが言えなかったから」
「妻が夜の夫婦生活に応じてくれなかったから」
このように、不倫を正当化して「妻の責任」にすり替えようとします。
確かに、色々と不満や思うことはあったのでしょうが、それが「不倫をしてもいい理由」にはなりません。
夫婦をしていれば、お互いに多少の不満は出てくるでしょう。
それは夫だけが感じている不満ではなく、「妻も」同じように不満を持っているんです。
自分が感じている不満を妻にぶつけることもせずに、「不倫」に走るという行為は「自分の問題」でもあり「責任」です。
不満を持っていたことを伝えることは大切ですが、それを「不倫をした理由」にしないで下さい。
不倫という行為は、最終的に不倫をした夫が現実と向き合うことをせずに取った「逃避行動」です。
その根底にあるものは、夫が持っている「心のクセ」です。
妻が
「良い妻になった」
「たくさん褒めてくれるようになった」
「更に魅力的な女性になった」
これだけでは改善しないこともあります。
不倫をした夫自身が、普段からストレスを溜めないように、しっかり周りからの愛情を受け取れるようにしていかなければ根本的な解決にはなりません。
いくら妻が夫に「愛情を注いだ」ところで、夫が「妻からの愛情」をザルのように流してしまっていては意味がないのです。
「夫の不倫で傷ついた妻の心を回復させるサポートブック」では、「二度と不倫に至らないために必要な３つの対処法〜根本的な解決を図るために」を載せています。
・衝動的に不倫に至るのを防ぐための対処法（無意識的に心のクセが出ても、行動に移さないようにする）
・自己愛の高め方（自己肯定感の高め方）
・歪んでしまった思考（心のクセ）を「現実的な思考」への切り替え方
夫自身が本気で自分を変えたいのであれば、上記のような根本的な改善を図っていく必要があります。
一度だけではなく、何度も繰り返し行います。
先日カウンセリングをして感じたのですが、もし不倫をした夫が「妻がしてくれて嬉しかったこと」や「幸せに感じたこと」をすぐに忘れてしまい、「されて嫌だったこと」などに支配されやすい場合は、サポートブック「第１０章 今ここ日記（P７３」のセラピーをやってもらって下さい。
この「今ここ日記」はある程度回復が進んだ方で、「過去に引き戻されてしまったとき」に「現実に戻りやすくする」ための「日記」です。
妻ができるように作ったものなのですが、夫にも有効です。
特に、愛情を受け取る力が弱い方は、「してもらって嬉しかったこと」は忘れやすく、「されて嫌だったこと」の方が強く記憶に残ります。
せっかく嬉しいことが「１０」あったとしても、「１」嫌なことがあったら、その嬉しいこと「１０」が嫌なこと「１」に支配されてしまいます。
嬉しいこと「１０」＜嫌なこと「１」という図式になりやすいのです。
心に傷つきやすさを持っている人は、自分の心を守るために「嫌なこと」の方が記憶に残りやすいんですね。
もし、夫が「自分が変わりたい」「妻と本気でやり直したい」と思っているのであれば、「今ここ日記」を夫にも実践してもらって下さいね。
そして、夫が「嫌なことに支配されそうになった」ときは、記録をした「今ここ日記」を読み返してもらってください。
そうすることで、嫌なことに支配をされる率がぐんと減ります。すぐに「嬉しかったこと」「心地よかったこと」を思い出せるようになります。
「心のクセ」というものは根深いものなので、１度やったらすぐに「改善！」ということにはならないのです。
普段から「意識」をしていくことによって、「無意識的な衝動」が抑えられるようになっていきます。
表面上だけの改善は、本当の意味での改善にはなりません。
二度と誰も悲しませないように（夫自身も含めて）、根本的な改善を図って欲しいと思います。
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サポートブックのような内容の濃い記事を、単発記事にしました。
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●カウンセラーNAOKO（松宮直子）のプロフィールはこちらから
不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO（松宮直子）
１９７４年 東京生まれ。
相談実績３０００件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。
ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。
口コミで知名度も上がり（ありがとうございます）、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。
