夫が不倫をするのは妻の責任ではない・・という根拠

 

こんにちは。
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です。

 

「夫が不倫をするのは妻の責任ではない!」ということを常々発信させていただいています。

 

世間ではまだまだ、

 

「夫が不倫をするのは、妻が至らないからだ」

 

「夫が不倫をするのは、家庭の居心地が悪いからだ」

 

という風潮があります。

 

「夫が不倫をするのは、妻にも責任がある」と。

 

 

例えば、性犯罪を一つとっても同じです。

 

「露出の多い服を着ていたから、襲われたんじゃないか?」

 

「何か誘うようなしぐさをしていんじゃないか?」

 

「女性側に隙があったからじゃないか?」

 

と、まるで被害者が「悪い」かのような目で見られます。

 

なんだかおかしな世の中ですよね。

 

結局は、原因を被害者側にもあるように「見せかけ」ることができれば、「未然に不倫や犯罪を防ぐことができる」という錯覚心理に陥るのではないかと思います。

 

確かに、何か問題が起こると、そこに「原因」を求めますし、原因がわかれば「改善」ができると思います。

 

不倫をされた側も、夫が不倫をした=「私に問題があったのではないか?」と感じますよね。

 

ただ、人は人をコントロールはすることはできません。
常に夫を監視して、不倫をしないようにコントロールすることは不可能ですよね。

 

実際、どんなに美人で夫に気遣いをしていた妻でも、不倫をされることもあるのです。

 

 

わかりやすいように、「夫が不倫をするのは、妻の責任ではない」と主張する根拠をお伝えしましょう。

 

一つの物語を事例として解説していきますね。(実際にあったお話です)

 

妻と夫は結婚して10年ほど経ちます。

 

子供も産まれ、それなりに大変なことも乗り越えながら夫婦として乗り越えてきました。

 

ただ、一つ問題があったのは、夫との気持ちのすれ違いが多いこと。

 

なぜなら夫は人一倍に「繊細」であり、「傷つきやすさ」を持っているからです。

 

例えば、

 

夫「今日はどうかな?」(夜の夫婦生活)

 

妻「今日は一日忙しくて疲れたから無理だな〜」

 

夫「・・・・・・・。わかった。」

 

その後、夫は激しく落ち込みます。

 

夫の頭の中・・「妻と愛し合いたかったのに、断られちゃったな。もう俺のことなんて愛していないのかな。」

 

ここでバランスの取れた心の持ち主であれば、下記のように考えるでしょう。

 

「今日は妻と愛し合いたかったけれど、疲れているなら仕方ないな。また元気な時に愛し合えたらいいな。」

 

これで終わりです。

 

ただ、元々自信がなかったり、自己評価が低い夫の場合は、何か一つ拒否をされただけでも「もう必要とされていないんだ」「もう愛されていないんだ」と歪んだ解釈をしてしまいます。

 

このような出来事がたった1回あっただけでも、不倫に走ってしまう方もいます。

 

このような出来事が何度もあったとしても、バランスの取れた心の持ち主であれば、落ち込むこともなく不倫には走らないのです。

 

 

では、もう少し極端な例を見ていましょう。(実際にあったお話です。)

 

妻「そこにある洗濯物を畳んでおいてくれる?」

 

夫「うん・・わかった。」と言いながら、激しく落ち込む。

 

夫の心の中・・「俺はどうせ言われないと何もできないよ!」と自分を否定し始めます。

 

その日の夜・・

 

夫婦生活を行った後に、妻が「シャワーを浴びてくるね」と言いました。

 

夫の心の中・・「どうせ俺は汚いんだろう?」

 

ここでバランスの取れた心の持ち主であれば、「何も疑問にさえ思わない」でしょう。

 

ただ、どんな小さいことでも否定的に捉えてしまう方は、「自分自身を否定された」という思考になりやすいので酷く落ち込むのです。

 

夫婦として生活をしていると、意見の食い違いがあったり、思い違いもありますよね。

 

そこである程度、柔軟な発想ができれば、それが極端にストレスに繋がることは少ないのです。

 

ただ、元々自分に自信がなかったり、自己評価が低いと、妻に何か一つ指摘されるだけでも「大きなストレス」になってしまうのです。

 

自分に自信がなかったり、自己評価が低い人はそれだけストレスも溜まりますし、承認欲求(認めてもらいたい)も強くなります。

 

そのような精神状態のときに、「あなたってすごいわね〜!」「あなたと一緒にいると幸せな気持ちになるな〜」なんて言われると危険です。

 

自分が一番求めていたもの、埋められなかったものが手に入れられそうなときに、「これこそ運命の人だ」と勘違いしてしまうのです。

 

 

つまり、夫が不倫をするかしないかというのは、「夫の心の癖の問題」(捉え方)次第ということなのです。

 

夫の不倫が終わって、妻の心も回復をして、新たな夫婦としてスタートしていく場合は、このような「夫の心の癖」はある程度把握しておいた方がいいでしょう。

 

ただ、夫の心の癖というのは、「夫自身」が解決していかなければいけない部分です。

 

不倫というのは「本人の心の癖」が大きく絡んでいるからこそ、私のカウンセリングでは「夫側の心の癖」にも重要視しているのです。

 

「不倫に陥る」本質をしっかり理解していただいて、「妻だけが努力をしなくてはいけない」という観念を取っ払っていただきたいと思います。

 

そして、夫は妻からの愛情や気遣い、思い遣りをしっかりキャッチできる「心の柔軟性」を高めていきましょう。(妻の心が回復をしてから)

 

 

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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)

 

1974年 東京生まれ。

 

相談実績3,000件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。

 

ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。

 

口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。

 

 

 

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