不倫相手への慰謝料請求に迷いを感じたときは

 

こんにちは。
カウンセラーのNAOKOです。

 

夫の不倫が終わったけれど、不倫相手に対する怒りが芽生えてきた・・・慰謝料請求をしたいけど、今更しても仕方ないのかな・・

 

夫の不倫が終わって、夫も反省をしている。そのための行動も示してくれている。

 

まだ許せない気持ちはあるけれど、夫の不倫が渦中のときよりは少しホッとしてきたな。

 

でも、なんろう・・・この心の底から出てくる怒りや憎しみは・・・!!

 

このように、人の心は「危機的状況が去った瞬間」に、今まで抑えていた(無意識的に)感情がどんどん出てくるようになります。

 

その時に、不倫相手に対する怒りも増してくることが多く、「今までどれだけ自分が傷つけられてきたと思っているんだ!」「罰を与えたい!」このような気持ちが芽生えてくることがあります。

 

ただ、実際に慰謝料請求をしようと思っても、躊躇してしまうことがあるんですよね。

 

以下のような気持ちが働いているために、ためらってしまうことがあります。

 

・夫は反省もしているし、ようやく落ち着いてきたのに、また波風が立つようなことがあったらどうしよう・・

 

・不倫相手と手を切ったのに、相手に慰謝料請求をしたら、また夫と不倫相手がそのことで連絡を取るのが嫌だな・・

 

・不倫が終わってから半年〜1年〜2年も経っているのに、今更なのかな・・・・

 

・せっかく心が少し落ち着いてきたのに、また心が揺さぶられて傷つくのは嫌だな・・・

 

・夫との関係性が落ち着いてきているのに、また亀裂が入ったらどうしよう・・

 

・不倫相手が逆上して、復讐をしてくるかもしれない・・

 

このような様々な気持ちが芽生えてきます。

 

実際に、相談者さん達が抱えている不安です。

 

 

迷いが生じたときは、

 

・不倫相手に慰謝料請求をすることで、どのようなメリットがあるんだろう?
(例えば、気持ちの区切りがつくなど)

 

・不倫相手に慰謝料請求をすることで、どのようなデメリットが想定されるのだろうか?

 

その場合、対処が可能かどうか。本当にそのデメリットは起こり得るのか。

 

対処があるとしたら、具体的にはどのようにすればいいのか。

 

メモ帳でも何でもいいので、一度紙に書いて整理をしてみましょう。

 

 

不安に感じているときは、「漠然とした不安」が膨らみます。

 

一度、紙に書いて視覚として捉えることができると、頭の中が少しずつ整理されますからね。

 

メリットとデメリットを見比べて、メリットが優った場合は、実行に移された方が良いです。

 

 

不倫相手への慰謝料請求は、不倫をしていることを知ったとき(相手を特定)から3年です。

 

不倫が発覚してから1年経過していようが、2年経過していようが、「今更」はありません。

 

自分が「したいな」と感じたときが、タイミングです。

 

 

世の中では(特に、親世代60代以上〜)、「波風を立ててはいけない」という風習のようなものがあります。

 

波風を立てないことで気持ちの区切りや消化ができればいいのですが、そうでないことも沢山ありますよね。

 

更に、相手に対して慰謝料請求をすることは、「みっともない」「相手と同じ土俵に立っている」と言われることもあります。

 

でも、本当にそうなのでしょうか?

 

やってはいけないことを「やってはいけないことであり、そのために私は精神的苦痛を受けた。それに伴う罪を償ってください」と主張することは自分の権利・心を守ることになります。

 

 

私もそのような窮地に立たされたことがあります。

 

数年前に犯罪の被害に遭ったことがあるのですが、親世代は「泣き寝入りするしかない」という考えです。

 

でも、被害に遭い、心に深い傷を負った本人は納得などできません。

 

何より人を傷つけた人間が「何事もなかったように、これからも生活を続け、そしてまた同じ過ちを繰り返す」ということが許せませんでした。

 

罪を犯した人間が「何も罰を与えられない」としたら、必ず同じ過ちを犯すでしょう。罪を犯したことによる「重大性」を感じていないからです。

 

たとえ、反省をすることができない人間だったとしても、罰を受けた「痛み」は覚えています。それが抑止力に繋がることもあります。

 

復讐をされるかもしれない恐怖はありましたが、それ以上に、また同じように傷つく被害者が出るかもしれないことと、何事もなかったように生活をさせたくない、それなりの罪は償ってもらうという気持ちで、加害者を訴えました。(警察に突き出した)

 

傷口をえぐられるような思いもしましたし、復讐のようなものもされました。またそこで証拠を集めて警察に突き出しましたが。

 

復讐をするということは、反省などしていないのです。ただ、再度、罰を与えられ「痛み」を味わうことはできたでしょう。

 

さすがに懲りたのか、それ以降は何もしてきません。刑事さんもさすがにご立腹してましたからね。

 

まぁ、何かしてきても「倍返し」・・いや「100倍返し」を警察・検察の方がしてくれますけど(^_^;)。

 

その加害者は、警察・検察・弁護士さん全てを敵に回してしまったので・・。(もはや誰も助けてはくれないでしょう)

 

 

このように、嫌な思いも沢山してきたのですが、後悔は全くなかったですね。

 

あの時に泣き寝入りをしていたら、今の私はいないでしょう。

 

カウンセラーとして、悩んでいる方の背中を押してあげることもできなかったと思います。

 

心が回復することもなく、自尊心も失い、ボロボロのままだったかもしれません。

 

そう考えると、私の場合はメリットの方が大きかったですね。

 

 

色々と葛藤することもあると思いますが、最終的には周りの意見や考えよりも、自分が心から望んでいることを優先させてあげてくださいね。

 

どちらを選択したとしても、心が望む方向へ導いてあげることができれば、更に前に進む力になるでしょう。

 

 

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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)

 

1974年 東京生まれ。

 

相談実績3000件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。

 

ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。

 

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