妻にとって一番辛いことは、「特別」ではなくなったという感覚
こんにちは。
カウンセラーのNAOKOです。
先日、カウンセリングを受けて下さった方の「夫」からメールをいただきました。
妻からの
「どうして不倫したの?」
「なぜ不倫したの?」
「なせ止めようと思わなかったの?」
「止めようと思えば止められたでしょう?」
という問いに対して、妻が納得できるような回答できません・・・どうしたらいいでしょうか・・。
心から反省もしているし、謝罪もしている・・でも、妻が納得できるような回答ができないと。
自分でもどうして不倫をしてしまったのかがわからない。
このようなメールをいただきました。
「夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリング」においては、夫に対して「妻へのサポートの仕方」をメールでお送りすることがあります。
その「夫」から度々メールをいただくことがあります。
それだけ、傷つけてしまった妻の心が回復して欲しい気持ちでいっぱいなのでしょう。
信じていた夫に裏切られてしまうということは、”今までの結婚生活を全て覆されてしまうほどの辛さ”です。
今まで夫婦として支えあってきた大切な存在。
お互いに「特別な存在」という想いがあります。
夫という存在は、自分の家族以上に大切にしてきた相手でもあるでしょう。
信じてきた今までの生活が一気に覆されるわけですから、頭も心もパニックになります。
混乱してぐちゃぐちゃにもなります。
人は強いショックを受けてしまうと、「どうして?」「なぜこうなったの?」とのように、「原因探し」を始めます。
それは、まるでプログラムのインストールが始まったように、自動でそのプログラムが動き出します。
「原因」さえわかれば、「解決」できると信じているからです。(パソコンも原因がわかれば、直せることが多いですよね)
「なぜ不倫したの?」
「どうして途中でやめようと思わなかったの?」
と問い詰めてしまうことは、当たり前のことでもあります。
特に、「自分から不倫を止めようとしなかった」ことには一番傷つきます。
妻のことや家族のことを考えていないんだわ!と受け取ってしまうからです。
ここでどんなに適切な回答をしたとしても、妻としては納得できる回答はないでしょう。
(だからといって、回答することを諦めないで下さい。繰り返しが大切ですから)
妻としては「なぜ不倫をしたのだろう?」と原因を追求したい気持ちもありますが、それ以上に「自分が夫にとって特別な存在ではなくなってしまったこと」に対しての悲しみの方が強いのです。
その気持ちを訴えているのです。
「なぜ自分以外の人に目を向けてしまったの・・」
「どうして私が悲しむのがわかっていながら、途中で気づいて止めてくれなかったの・・」
夫が不貞行為をしたかどうかが重要なのではなくて、たとえ不貞行為をしていなかったとしても、「特別な存在」としてみてもらえなかったことが一番悲しいのです。
カウンセリングでも、夫が不貞行為までいっていない場合があります。
それでも、妻の辛さ、悲しみは「不倫をした夫」に対してと何ら変わりありません。
男性の方・・・体の関係があろうとなかろうと、
「(夫が)自分以外の人に対して好意を持った」=「(妻が)自分は特別な存在ではなくなった」
このことが一番辛く悲しいことだと認識して欲しいと思います。
体の関係を持っていないのだからいいじゃないか・・・
1回だけなのだからいいじゃないか・・・
そういう問題ではないといことを認識していただけたらと思います。
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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)
1974年 東京生まれ。現在は、富山県在住。H28年春以降は、東京に拠点を移し活動の幅を広げていく予定。
相談実績2,500件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。
ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。
口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。