不倫をした夫を許したい気持ちと許したくない気持ちの葛藤
こんにちは。
カウンセラーのNAOKOです。
不倫をされた妻は「様々な心の葛藤」と戦っています。
不倫をした夫と、
「再構築をしたい」と望む心。
「それでも許せない!」と感じる怒りや憎しみの心。
どちらも本当の気持ちです。
葛藤があるからこそ「苦しい」のです。
心のどこかでまだ「やり直せたらいいな・・」と感じるからこそ、葛藤が生まれるのです。
完全に見限ってしまったら、葛藤は生まれませんからね。
悲しみが強いあまりに憎しみも強く、不倫をした夫に「同じ思いをさせてやりたい!」と思うこともあります。
夫を責める心の裏には「様々な心の叫び」が隠れています。
「今まで妻として支えてきたのに、全てを台無しにされた」という無力感。
「女性として、妻として特別ではなくなった」という無価値感。
「信じていた人に裏切られた悲しみ」による喪失感。
「こんな酷いことをされて、夫にも同じ・・それ以上の思いをさせてやりたい!」という復讐心。
どれも自然に出てくる感情です。
夫に対して感情をぶつけられる環境が整うと(安心して吐き出せると)、その怒りや憎しみは大きくなることがあります。
それだけ、「今まで自分の感情を抑えてきた」という証拠でもあります。
不倫を止めた夫としては、「なぜこんなに責められるのだろうか?」「いつまで続くのだろうか?」「何を言ったら妻の怒りは静まるのだろうか?」と思うかもしれません。
怒りや憎しみ、悲しみをぶつけてくるようになったら、「心が回復しようと動き始めている」と思って下さい。
妻の怒り、憎しみ、悲しみが癒えてくるまでは、妻も心の葛藤と戦っているのです。
「やり直したいけれど、許せないし、罰も与えたい!そうじゃないと気がすまない」という気持ちも抱えています。
一方では、怒りや悲しみを手放して、以前のように穏やかな夫婦関係に戻りたいという気持ちも抱えています。
時には、「離婚をしたい!」と訴えてくることもあるでしょう。
「離婚」という選択肢もあることによって、心が楽になることもあるのです。
「やり直すしか方法がない」と思うほど、心は追い詰められていきますから。
「離婚」という言葉が出てきたときは、「今の苦しい気持ちから少しでも楽になりたい・・・」という気持ちが隠れていることもあるのです。
言葉そのものだけを鵜呑みにするのではなく、妻が発する「言葉の裏にどんな気持ちが隠れているのか」に耳を傾けてあげて下さい。
夫の立場からすると、妻に「離婚をしたい」と言われたら「離婚をした方がいいのだろう」と思うでしょう。
ただ、それは「真意」でしょうか?
後から妻の迷いが感じられる場合は、葛藤から生まれる言葉かもしれません。
ストレートに妻の言葉を受け止めるのではなく、「妻が発する言葉の裏に隠されている気持ちはなんだろう?」と心に寄り添ってあげましょう。
※夫が妻の心のサポートをするためには、花田好久先生が出版されている「夫向け」の「不倫を反省して妻とやり直したい夫のための本」もお勧めです。
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●カウンセラーNAOKO(松宮直子)のプロフィールはこちらから
不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)
1974年 東京生まれ。現在は、富山県から東京へと拠点を移しました(H28 5月下旬〜)。更に活動の幅を広げていく予定です。
相談実績2,500件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。
ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。
口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。