夫の不倫後〜妻の心を回復させて、自然な形で新しい夫婦の関係性を築いていきませんか？

こんにちは。

カウンセラーのNAOKOです。

不倫がずるずると長引く理由としては、そこには「依存形成」が出来上がるからです。

刺激が強いので、薬物依存やギャンブル依存などの「依存性」とあまり変わりありません。

人に依存をするのか、物に依存をするのかの違いですね。

不倫関係に入り最初は刺激も強く、気分もハイになります。

モテている感覚、必要とされている感覚が体中をみなぎり、活力が出てきます。

日頃からストレスがかかっている人ほど、一時的にそのストレスを忘れることができます。（そのストレスは蓋をしているので、何も解決にはなりませんが）

次第に、刺激が薄れ、罪悪感や自己嫌悪に苛まれ、自分自身を攻撃し始めます。

その攻撃性が、妻を攻撃したり、家族を攻撃する行動に結びつくんですね。

その苦しみが増えるごとに、「いつまでも不倫を続けるわけにはいかない・・」と頭では理解できるようになってきます。

ただ、不倫に至る前の多くは、ストレス過多により心が疲れている状態なので、不倫を止めてしまうことによって、「その当時の自分」に戻ってしまうのが怖いのです。

その当時感じていた、自信喪失感、誰からも必要とされていない感覚に戻ってしまうのではないか・・そこに恐怖を感じるのです。

不倫相手から離れて一番怖いのは、「不倫に至る前に自分が感じていた恐怖感」です。

遊び感覚の不倫でも、このような心境に陥ります。

それだけ「刺激物」は脅威でもあるんですね。

不倫をやめようと思うときに感じる恐怖感を減らすための方法としては・・

不倫の刺激はかなり強いので、その代わりになるような「代替刺激」を作ること。

不倫の刺激の強さから、一気に刺激のない生活に戻ることは難しいです。

徐々に変わりの刺激で慣らしながら、普通の生活でも満足できるようにしていきます。

できるだけ「非現実の世界」でできるようなことが良いです。（そこそこの刺激がありますので）

例えば、ペットを飼う、家族旅行を増やす、新たな趣味を作る、人と関わる機会を増やしていく等ですね。（異性はしばらくはダメですよ）

最初は、代替刺激で慣らしていきながら、二度と不倫に至らないために「自分と向き合う」時間を作っていくことが大切です。

これは、男性でも女性でも全く同じです。

サポートブック にも、夫自身が取り組めるワークとして「不倫の繰り返しを防ぐために必要なこと」を記載しています。

カウンセリングでも、夫自身が不倫を繰り返さないために、このワークを実践してもらうことが多いです。

夫自身が「なんとかしたい」と思っている方にとっては、とても有効です。

「二度と不倫はしない！」と心に誓っても、強いストレスがかかったり、メンタル的な落ち込みが強くなると、同じことを繰り返してしまうこともあります。

同じことを繰り返さないためには、「意思の力」（二度と不倫はしない！）以上に、「無意識の力」（不倫をしても心から満たされることはないという感覚）に働きかけることが重要です。

このように「夫自身が取り組む対処法」では、無意識の領域に働きかけ、不倫の繰り返しを防ぐための根本的な改善を目指していきます。

夫に読んでもらうことが難しい場合は、不倫の繰り返しを防ぐために妻から夫への「促し方」も記載しています。

不倫は妻が至らなかったから・・という「妻の責任」はありません。

不倫に至るまでの夫婦関係がギクシャクしていたとしても、不倫をしてもいい理由にはなりません。

どんなに夫婦喧嘩が多い家庭であっても、不倫をしない人はしませんからね。

不倫という道に足を踏み込んでしまう「夫自身のメンタル」を根本から改善していくことが不可欠です。

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夫の不倫後〜心の回復に向けて（松宮直子note記事集）

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