夫の不倫後〜妻の心を回復させて、自然な形で新しい夫婦の関係性を築いていきませんか？

ひたすら謝る夫たち

こんにちは。
カウンセラーのNAOKO（松宮直子）です。

不倫をした夫は、妻に対してこんな謝罪をしているときはありませんか？

妻「なぜ不倫をしたの？なぜ引き返せなかったの？家族のことなんて何も考えていなかったの？」

夫「ごめん・・・・・。」

妻「不倫相手のことが本当に好きだったの？私のことは頭を過らなかったの？」

夫「ごめん・・・・。俺が全部悪い。」

妻「・・・・・・・・・・・・・。」

夫の皆さん。

何が悪いの？ちゃんと謝っているじゃん！

と思いましたか？

謝ることは大切なのですが、「ごめん」の一言だけじゃ妻は何一つ納得もできませんし、心の苦しみも解消できないのです。

「ごめん・・。」

だけだと、それ以上は何も言えなくなりますし、気持ちも解消されない。

余計にモヤモヤ・・・・・・怒りがふつふつ・・・・・・。

そのうち、「謝って済むなら警察いらないわ！」なんて思います。

妻は謝罪だけを求めているわけではない

”夫が不倫をした”という事実は、妻にとっては非常に受け入れがたい、消せないもの。

それが遊びであったとしても、一時的な気の迷いだったとしても。

心の苦しみは何千回と叫びたくなるのです。

それを吐き出す度に、「ごめん・・・。」の一言で終わらせられても何も解消されないのです。

妻としては、

・今感じている苦しみは、とてもリアルであり過去のものではないということ

・何度同じことを吐き出しても、訴えても、その時に感じている気持ちは「最初の１回目と変わりのない」ということ

・苦しみに寄り添ってもらいたいということ（同じように感じて欲しい）

・本当に自分に気持ちがあるのかどうかを確かめたいこと

等々なのです。

これらがわかると、いかにして「ごめん・・・。」だけでは足りないことだとわかると思います。

心を回復させていくには、吐き出していくこと、傷ついていることを何千回でも伝えることが大切ですが、受け手が受け止めることができないと、
回復も思うように進みません。

（※適切な吐き出し方や、夫の逆切れを防ぐ吐き出し方については「夫の不倫で傷ついた妻の心を回復させるサポートブック」も参考にしてみて下さいね。）

「もう何回も聞いたよ〜。」

「もう過去のことだよ。」

「もう謝っただろう・・。」

なんて言われたら、妻はもっともっと心が傷つくだけです。

心がズタズタに傷ついた妻を、外にほおり投げてしまう行為です。

一度でも心が深く傷つくと、心は傷に対して何倍も”敏感”になるのです。

一度でも裏切られると、どんな小さなことでも”信じられなくなる”のです。

それが自然です。

「そんなに信じられないなら、もう俺たちダメだな・・。」

とか

「どれだけ謝ればいいんだよ・・・。」

なんて思っていたら、妻の心は回復するどころか、傷口に塩を塗られるばかりです。

妻の感情にシフトをすること

何回も謝ればいいわけではなくて、その時々に妻が感じている

「リアルな声」

「深い悲しみ、心の叫び」

にしっかりと寄り添ってあげる必要があります。

（どうしたら妻の心の叫びに気づくことができるのか・・松宮直子note記事集第４章３の「妻の心の傷を深く実感するためのワーク」（夫向け）も参考にしてみて下さいね。

妻がそれだけ苦しみ、悲しみ、怒る・・・ということは、夫として人として「必要とされていた人」なのです。

人生において、これだけ「必要としてくれる人」はどれだけいると思いますか？

心から人を必要とする機会なんて、限りなく少ないと思うのです。

たとえ、刺激や興奮がなかったとしても、「人生を生きていく上で、必要な人」は本当に限られていきます。

そんな風に思ってくれる大切な人と出会えることも少ないはずです。

どうか一番大切な人を見失わないようにして欲しいと思います。

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