『怒りや憎しみは吐き出すことによって手放せる』
こんにちは。
カウンセラーのNAOKOです。
怒りや憎しみを抑え続けてしまう人ほど、怒りや憎しみに対して「罪悪感」を持たれる方が多いです。
でも、怒りや憎しみの感情は、吐き出すごとに必ず消化していきます。
自分の中にどっぷり浸かっていた怒りや憎しみの感情をしっかりと吐き出すことによって、自分から分離をしてくれるようになるからです。
次第に、ショックな出来事を「客観的に捉えるようになること」ができます。
どっぷり浸かっていた感情に対して少し離れたところから、「自分」を見ることができるようになります。
その時に、初めて人の心は癒されていきます。
心が癒されれば、自然と怒りや憎しみ、悲しみの感情を手放すことができ、次のステージに移ることができるのです。(次のステージでは、「リフレーム」といって「起きた出来事=意味づけ」を変えていくことができます。)
心が回復されていった方は自然と起きた出来事を「学ぶ機会になった」「心が一つ成長できた」「私達夫婦の間では必要なことだった」とのように捉えることができるようになることが多いです。(自然とリフレームができるようになります)
逆にまだ怒りや憎しみがあるのに、消化できないまま抑えてしまうと、その怒りや憎しみは「表現されない」ので心の奥底でくすぶったままになります。
怒りや憎しみが消えたのではありません。蓋をすることによって、心の奥底でくすぶり続けてしまうのです。
そうなってしまうと、次第に自分が何を感じ、自分は何をしたいのかもわからなくなってしまう場合があります。
感情は表現できないと、その感情を感じることさえもできなくなってきてしまうのです。
うつ病になりやすい方は、心の奥底にある「怒り」「悲しみ」「虚しさ」「憎しみ」を表現することができずに、自分の心の奥底に封じ込めてしまいます。
悲しいのに「悲しくなんかない」と蓋をしてしまったり、苦しいのに「こんなことたいしたことない」と蓋をしてしまうのです。
蓋をすることによって、いつまでもその痛みは心の奥底でくすぶり続け、心の回復を遅らせてしまうことになります。
夫婦関係を再構築する場合も、できるだけ怒りや憎しみの感情を解放させてあげて、本来の自分を取り戻し、そこから再スタートを切って欲しいと思います。
私は、無理やり自分の感情に蓋をし続けることによって、長年に渡り苦しんでこられた方も沢山見てきています。
それこそ、20年以上もの間、この感情に蓋をし続けてしまい、自分が何を感じているのかさえもわからなくなってしまった方もいます。(今では回復していますが^^)
心の傷と向き合うことはとてもエネルギーがいることです。
時には、自分の感情から目を背けたくなることもあるでしょう。
でも、自分の心を守れるのは、自分しかいないのです。
誰も幸せにはしてくれません。
自己犠牲からは、何も得ることはありません。
人は自分を大切にすることができて、初めて人を大切にできるのですから。
そのことをどうか忘れないで下さいね。
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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)
1974年 東京生まれ
相談実績3000件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。
ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。
口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。