『不倫問題や他の問題に直面した時の乗り越え方』
こんにちは。
カウンセラーのNAOKOです。
夫婦でも、親子でも、必ずどこかで「何かの問題に直面するとき」があると思います。
私自身も、穏やかに過ごしたいなぁ・・と願いながらも、日々色々な問題に直面しています。
どうして、次から次へと問題が起こるのだろうか?私が何か悪いことをしたのだろうか?と思うほどに(^_^;)。
人は悩みを抱えているときは、「客観的に物事を捉えること」が難しくなることがあります。
それは、カウンセラーをしている私でも同じなんですね。
いくら知識や経験があったとしても、誰かの支えがあって初めて「気づくこと」が沢山ありますし、支えてもらうことによって冷静さを取り戻すこともできます。
様々な経験をして感じることは、どんな問題だったとしても、それを「現実として受け容れる」までがとても大変だということ。
最初は、誰でも受け容れることはできないと思うんですね。
私の夫に限って有り得ない。うちの子供に限って有り得ない。とのように。
混乱もしていますし、とにかく苦しく辛いので、「相手に変わってもらうこと」を願い、「いつか相手が変わるだろう」と期待もします。
でも、実際は相手を変えることは難しいです。本人が「変わりたい意思」を持って初めて変わることはあります。
子供だって自分の思うようには動きませんよね。
健康であって欲しいと望んでいても、子供が病気になったり、今まで思い描いていた未来が崩れるときがあります。
なかなか思うようにはいかないのが「現実」なんだなぁ・・と思い知らされることが沢山あります。
不倫問題を抱えている方も、今まで思い描いていた夫婦像があったと思います。
その思い一つでがんばって来られた方も沢山いらっしゃると思います。
ただ、不倫という問題が起こり、今まで思い描いていた未来が一気に崩されていきます。
思い描いていたどころか、今までがんばってきた自分も全て否定されたような感覚にもなります。
これほど受け容れがたいものはありませんよね。
そこから這い上がるまでがどれだけ大変なことか・・・。
でも、這い上がった先にあるものは、「苦しみからの解放」です。
這い上がれるようになるきっかけは何だと思いますか?
それは、「現実を受け容れていくこと」。
そして、周りに助けを求めることです。
「今、現実として夫は(子供は)このような状況なんだ。」と現実のまま見つめます。
(不倫発覚直後は、心が否定(マヒ)状態に入る場合がありますので、無理に現実を直視しないで下さいね)
次に、この現実に「自分はどう向き合っていこうか?」「どう向き合っていきたい?」
このように、現実を受け容れた上で、「自分はどうしたい?」と何度も問いかけてあげます。
受け容れられるようになるまでは、苦しみも伴いますし、時間はかかります。
だからこそ、周りの人に支えてもらうことが大切なんですね。
カウンセリングで多いご質問は、
「どうしたら夫の心を取り戻せますか?」
「夫にちゃんとご飯を作った方がいいでしょうか?」
「夫にもっと話しかけた方がいいでしょうか?」
「夫にもっと尽くした方がいいでしょうか?」等などがあります。
上記の質問に対して、私が必ず投げかけるのは、
「ご自分としてはどうしたいですか?」だけです。
「その答え」を持っているのは、その質問を投げかけた「本人だけ」だからです。
上記の質問が多い状態の時は、「夫が主体」となり「夫を自分が望むように変えたい、変わって欲しい」との思いが強いときです。
強い不安や怖れを感じてしまうときは、誰でもそのようになります。
ただ、その時の「自分の心は置き去り」になっています。
ですから、どれだけ尽くしたとしても、がんばったとしても、結果が得られないときはダメージも大きくなります。
人の心はコントロールはできませんから、どのような結果になるかわわかりませんからね。
ただ、自分の心だけはコントロールできます。
コントロールというのは、自分に制限をかけたりとかではありませんよ。
自分は「何を感じていて」、「どのようにしたいのか?」という部分です。
自分の心に従って動くことを積み重ねていけば、犠牲心も減りますし、後悔をすることも減ります。
「どうにもならない」から「どうにかできる」に変えていくことができます。
自分の人生を自分でコントロールできるようになれば、「自尊心を高める」ことに繋がります。
それが【どんな問題にも対処をできる力】となるんですね。
もし、上記のような質問が頭を過ぎってしまったときは、できるだけ「自分を主体」にしてあげて、「今、私は●●したい?」と問いかけてあげて下さいね。
夫の心が戻ってきたとしても、自分の心が置き去りになってボロボロな状態では、思い描いている夫婦関係になることも難しいですからね。
まずは、自分の心に従うこと。
心が癒えてきて、自然と相手に「●●してあげたいなぁ」と感じたときは、その心のままに動くこと。
遠回りのように見えて、「一番の近道」になります。
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●カウンセラーNAOKO(松宮直子)のプロフィールはこちらから
不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)
1974年 東京生まれ。
相談実績3000件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。
ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。
口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。