不倫をした夫が「俺みたいな男はいなくなった方がいい」と自虐発言する心理
こんにちは。
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です。
不倫を終わらせた夫と再構築をがんばろうと思っても、すぐには怒りや悲しみ、憎しみは消えませんよね。
夫に不倫のことを問い詰めたり、責めたりしたときに・・・
「俺が全部悪かったんだ。俺は最低な人間だ・・」と言って、うなだれ泣く
「俺は死んだ方がいい人間だ。俺みたいな男とはいない方がいい」
「いつも電車が通るたびに、いつ飛び込もうかと思ってしまう。俺なんか消えた方がいい・・」
このように、妻の苦しみに寄り添うどころか、自虐発言ばかりする方もいます。
こんな風に言われてしまうと、妻としては
「言い過ぎたかな・・・」
「本当に夫に死なれたらどうしよう・・。あまり言わない方がいいのかな」
と、罪悪感が刺激されて、まるで自分が悪者になってしまったような感じになり、その後は何も言えなくなってしまいます。
本当はもっと吐き出したいのに、もっと色々と聞きたいのに・・・。
なぜ、不倫のことを問い詰めたり、責めたりしたときに、夫は過剰に自虐発言をするのでしょうか?
本当に死にたい、いなくなった方がいい、最低な人間だと思っているのでしょうか?
実は・・・
”妻の罪悪感を刺激して、これ以上責められないようにするための自己防衛”
でしかないのです。
ただ、それを「意識して」やっているか?というとそうではありません。
”条件反射”みたいなものなんですね。
多くは幼少期から身に付けた”自分を守るための術”みたいなものです。
「これ以上責められたら耐えられない」というスイッチが入ると、条件反射のように自虐・自己否定が始まります。
妻としては毎回のようにこれをやられたらたまらないですよね。
では、どうしたら夫の自虐・自己否定のループをストップできるでしょうか。
それは、夫の自虐・自己否定が始まったら、”妻も自虐・自己否定”で返してあげるのです。
妻の罪悪感を掻き立てるために、夫は自虐・自己否定が始まります。(本人は無意識ですが)
・大袈裟なまでに夫が自虐・自己否定をする(俺は死んだ方がいいんだ等)
↓
・妻の罪悪感を掻き立てる
↓
・もうこれ以上は責められることはないだろう
このような図式になっているので、対処としては・・
・夫が「俺が全て悪いんだ・・。もう死にたいぐらい辛いよ・・。俺なんか死んだ方がいいんだ」
↓
・妻「私も死にたいぐらい辛いよ。もうどうやって生きていったらいいのかわからない・・」
このような感じで、”罪悪感を返してあげる”のです。
そうすることで、妻が罪悪感を掻き立てられることも防げますし、夫自身も「そんな気持ちにさせてしまったのか・・」という気づきも得られます。
なおかつ、夫の自虐ループもストップできることに。( ̄ー ̄)
夫を悲劇のヒロインにさせないように、しっかり返してあげましょうね。
妻の方が何倍も消えたいぐらい辛いのですから。
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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)
1974年 東京生まれ。
相談実績3,000件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングや夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。
ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。
口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。