夫と不倫の話し合いをしても、夫がすぐに忘れる理由

 

こんにちは。
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です。

 

夫の不倫が終わったとしても、妻の心の傷の回復の道のりは「始まったばかり」です。

 

「女とどんな風に過ごしたのか?」

 

「女のことを本当はどう思っていたのか?」

 

「なぜ、あなたは不倫に走ったの?」

 

「私がどんな気持ちになったのかわかる?」

 

色々と夫に「吐き出したい」ことや、「わかってもらいたいこと」など沢山ありますよね。

 

ただ、夫は不倫相手のことを「具体的に覚えていない」ことも多く、「自分がなぜ不倫をしたのか?」よくわかっていないこともあります。

 

妻に問いただされてようやく「そうなのかな・・」と漠然と思うことはあるようですが、明確に答えられる人はあまりいないでしょう。

 

 

話し合いをした直後は、妻がどんなに苦しい思いをしたのか、どれだけの怒りや悔しさを感じたのかをわかったとしても、夫は時間が経つとすぐに忘れてしまう・・・

 

こんな夫も多いのではないでしょうか?

 

そんなとき妻は、「忘れる」=「真剣に向き合ってもらえていない」「反省などしていない」と絶望します。

 

ここで、妻と夫との「気持ちの温度差」を強く感じてしまうんですよね。

 

 

 

なぜ、夫は妻のこれほどまでの辛い気持ちや悔しい気持ちを覚えていられないのか・・・

 

それは、「男女の差」にもあるんですね。

 

女性は基本的に「感受性が豊か」であり、自分や相手の「感情」も想像(イメージ)することができます。

 

一方、男性は女性の逆であって、「感受性に乏しい」一面があります。(全ての方ではないですが)

 

感受性に乏しいため、想像(イメージ)ができにくいのです。

 

何か問題が起こると、女性は自分の心と向き合ったり、内省をする力もあるのですが、男性は逆に「外に放出」しようとします。

 

つまり、何かしら「気が紛れること」をやって、自分の気持ちを見ないように(感じないように)します。

 

だからこそ、「今、自分はどんな気持ちになっているんだろう・・・」という自分の心に問いかけることが苦手です。

 

感受性が乏しい方は、相手が「どう感じているか?」にシフトを置くことができないのです。
(自分のこともわかりませんから)

 

 

「記憶」というのは、「インパクトの強さ」(楽しい、悲しいなどの)と、「反復」(繰り返し)をすることによって「より強く定着」させます。

 

記憶に深く残りやすいのは、「身体がわくわくするほど楽しかったことか、身体が痛くなるほどの苦しいことや辛いことか(感受性)」、「何度も同じことが繰り返されていること」など「限定」されているんですね。

 

より具体的に想像(イメージ)できることの方が記憶に残りやすいのです。

 

感受性が乏しい男性の場合は、妻の辛い気持ちや苦しい気持ちを想像(イメージ)することができないので、記憶に定着されにくいと考えられます。

 

 

すぐに忘れてしまうのなら、話し合いをするだけ「ムダ」ではないか・・・

 

と諦めてはいけません。

 

前述したように、インパクトを強くするか、反復(繰り返し)することによって、記憶に残りやすくなります。

 

いくつか対策を挙げていきましょう。

 

・夫が想像をする力がないのであれば、より具体的に妻の気持ちを伝えて少しでも「想像」(イメージ)させましょう。

 

・「繰り返し」妻の気持ちを伝えましょう。

 

・妻の気持ちは言葉で伝えるだけだと記憶に残りにくいです。できるだけ、話し合いをした後は、内容を紙にまとめて書いたり、いつでも「視覚」で捉えらえるようにしましょう。

 

このような工夫をすることで、感情を想像しにくい夫でも徐々に妻の気持ちを感じられるようになってきます。そして、記憶に残りやすくなります。

 

一度だけでは全く効果がありませんので、何度か繰り返し伝えることが大切です。

 

 

ちなみに、夫が「不倫相手のことを詳細に覚えていない」というのも、それだけ「心動かされる」ことが少なく、ただ欲求の赴くままに行動していたからです。

 

不倫相手のどこが魅力的で、どんな感性を持っていて、どんな志を持っていたのか・・なんて答えられる人(夫)はいませんからね。
そこは「見ていない」ので。

 

きっと、「〇〇してくれた」「〇〇と言ってくれた」等々と、「してくれて気分が高揚したこと」しか覚えていないでしょう。
不倫相手の「本質」に惹かれている人は、ほとんどいないと思います。(お聞きしている話からも)

 

 

夫の不倫という出来事は、妻にとっては心殺される行為でもあります。

 

一方で、不倫をした側というのは、そんな妻の苦しい気持ちを理解しきれない・・・。

 

それでは済まされませんよね。不安も払拭できません。

 

面倒かと思いますが、夫の不倫の繰り返しを防ぐためにも、妻の苦しい気持ちを少しでもわかってもらうためにも、ちょっとした工夫をして夫の記憶に深く定着させましょうね。

 

 

 

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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)

 

1974年 東京生まれ。現在は、富山県在住。H28年春以降は、東京に拠点を移し活動の幅を広げていく予定。

 

相談実績3,000件以上 主に、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリング夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングを行っています。

 

ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。

 

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